税理士・税理士事務所が生き残っていくために、ブランド力を高め、コンサルティング力を武器にしようと話してきましたが、そうは言っても客が集まらなければ意味が無いよと思いますよね。
顧問先を開拓するために、ブランド力を高めて、コンサルティングを行うのですが、それでもそのターゲットとなる人や企業を集めてこないと話になりません。
セミナー・勉強会の記事でも伝えましたが、まずは今ある顧問先を相手にブランド力を高めて、相談を受け付けてコンサルティング力をつけるようにしますが、いくつか経験してきたら、今度は新規の顧問先の開拓です。
とは言っても、何か特別な魔法のようなことをするわけでも、営業攻勢をかけるわけでもありません。
魔法を使うわけでは無いですから、あなたにも出来るわけです。
新規顧問先の開拓というと、営業をかけると思いがちですが、せっかくブランド力を高めたのですから、あまり泥臭い営業はしたくないですよね。
というよりも、してはいけません。
税理士の方々は「先生」と呼ばれますが、ブランド力を高めたあなたは本当の意味での「先生」になっています。
そうした先生には先生としてのやり方があります。
やることは、今までのセミナー・勉強会や相談の受付と一緒です。
ここで大事なのは、やることが今までとさほど変わらないということ。
なぜなら。
今までと違ったことをやるとなると、準備も大変ですし、行ったことのないことであれば不安も出ます。
そうした不安が新しい顧問先には頼りなく見えるかもしれません。
ですが、今までと同じことをやるのであれば、あなたも自信をもってできるでしょう。
だって、何回もやってきたことなのですから。
そうした自信を持った態度が信頼感となって、新しく顧問先になる企業の社長に響いてきます。
先ほど、「さほど変わらない」と言いました。
では、何が変わるのでしょうか。
それは、呼ぶ相手が変わります。
今までは、既存の顧問先だったり、その知り合いだったりと、あなたのことをよく知っている人たちだったので、あなたの話を聞いてくれましたが、これからは、まったくあなたのことを知らない人を相手にします。
ちょっとドキドキしますね。
でも、大丈夫。
なぜなら。
今までに何度も既存の顧問先相手に練習してきたのですから。
じゃあ、新しい顧問先になってくれるかもしれない人たちはどうやって集めればいいのか。
前置きが長くなりましたが、それが今回のテーマです。
新しく顧問先になりそうな人たちを集める、つまり集客の方法について話をしましょう。
税理士ですから、何でもかんでも集めればいいというわけにはいきません。
あなたが「こういう人に来てほしいな」と思うような人に来てもらわなければ、新しく顧問先になってもらっても場合によってはマイナスになる場合もあります。
例えば、新しく顧問契約をした会社の社長が、他所の価格を持ち出してきて値切ろうとしたりするかもしれません。
そんな顧問先は、価格勝負をしていないあなたにはうれしくない顧問先になります。
あなたの価値を認めて、相応の対価を払ってくれる顧問先のほうがいいに決まっています。
ですから、集客するときは、集める顧客をイメージして行う必要があります。
まず。
どんな顧客に勉強会に来て欲しいか。
そこを決めることから始めましょう。