税理士事務所の生き残り策とは

税理士事務所って、世間にどれくらいあるかご存知ですか?

平成28年経済センサス-活動調査によると、24461件もあるそうです。
これが多いのか少ないのか?
というと、ラーメン屋が18000件ほどなので、それよりも多いことになります。

意外とありますよね。

そんな税理士事務所ですから、近年は生き残りのために様々な工夫を凝らす必要があります。

新規の顧問先の開拓は当然ですが、既存の顧問先の満足度も上げないと、切られないという保証はありません。

まぁ、多くの場合、「今までお世話になっているのだから…」と税理士事務所を変えることは無いと思いたいですが、それでも、自分の会社が苦しいのに、何の役にも立ってくれない税理士事務所なら変えてしまえという社長さんもいます。

そのため、税理士事務所と言えども、今まで同じサービスでいいわけでは無くなってきています。

では、どうしたらいいのか。

ここで選択肢が2つ出てきます。

より低価格でサービスを提供する

より付加価値の高いサービスを提供する

 

当然、後者を選ぶべきなのですが、付加価値の高いサービスというのは、提供することも難しい。
それに比べて、全社の低価格路線は、特に何もすることなく、価格を下げるだけなので簡単です。

しかし、あなたもご承知の通り、低価格路線は、自分の首を絞めることになります。

価格競争では、大手や資本力のある税理士事務所には勝てないからです。

そうなると、必然的に、付加価値路線を選ばざるを得なくなるのですが、では、どうやって付加価値を高めるのか。

そこに頭を悩ませることになります。

 

が。

 

ここで、そんな頭を悩ませている税理士さんに朗報です。

どうしたら、付加価値を高められるか、教えちゃいます。

 

ブランドを高める

税理士さんは、「先生」と呼ばれていますが、顧問先の社長さんは本当に先生と思ってくれているでしょうか?
単に、税金の計算をしてくれる人とか決算書を作ってくれる人レベルになってしまっていないでしょうか?

税理士本人が顧問先を訪問するのではなくて、スタッフが訪問しているような場合には、後者になってしまっている場合もあるでしょう。

そこで、まず「先生」としての権威を取り戻します。

例えば、セミナーや勉強会を開催しましょう。
セミナーというと敷居が高いかもしれませんが、勉強会であれば、それほどでもないでしょう。

もちろん、この勉強会には、まだ顧問先になっていない企業も、顧問先の企業も声をかけてきてもらいます。

そうして、税務や経理、あるいは節税対策などをテーマに1時間~2時間くらいの勉強会を実施します。

何か人から教わると、その人は先生というイメージができますよね。
こうして、先生としてのブランドイメージを高めます。

ブランドイメージが高まれば、そう簡単に「税理士を変えよう」とは思わなくなるでしょう。

 

問題へアドバイスをする

どんな会社でも問題は抱えているものです。

それは、資金的なことかもしれないですし、人材の事かもしれない。
あるいは、ITや設備投資のことかもしれない。
経営課題だって、社長さんはほかの人には相談できずに困っていることでしょう。

そうした問題に対して、アドバイスをしてあげます。

あなたもいくつもの顧問先を持っているわけですから、顧問先企業から、相談を受けることも多いと思います。
であれば、初めて聞く問題というのは少なくて、他で聞いたことのある問題が多いことに気づくのではないでしょうか。

つまり、全くの新しいトラブルというのは無くて、どこかで似たような問題が解決済みになっているわけです。
そうした事例を活用して、アドバイスをしてあげれば顧問先も喜びますし、「役に立つ先生」として認識されるようになります。

 

サービスにしてしまう

アドバイスがうまくいくようになったら、それを新しいサービスとして販売します。
オプションサービスと位置付けて、顧問先に提案すれば、新たな収入源となります。

 

こうして、付加価値の高いサービスを提供することで、顧問先を確実に捕まえ、また新しい顧問先の開拓に役立てることができます。

 

きっと、あなたのことですから、一人でもできるでしょうし、事務所にいるスタッフを活用して実行することもできるでしょう。

ただ、その方法は、たぶん確実に時間がかかると思います。
時間がかかれば、生き残りゲームに出遅れるかもしれません。

時間をかけずに対処するには、私たちを活用していただくのが一番いいと、私は思っています。

興味のある方は、ご相談ください。

 

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