税理士、行政書士といった士業の方がセミナーを開催する場合に、どういう流れで話していこうかなと悩むことがあります。
ここでは、5ステップでできるセミナーコンテンツの考え方を紹介します。
これは、税理士や行政書士だけではなく、他の職種の方でもセミナーを開催しようと考えている方なら応用できますが、1つだけ前提条件があります。
それは。
何か売る商品があること。
だって、単にセミナーを開催して、どうするんですか?
セミナー代で収益を得ようと考えているなら、たぶん、この記事は役に立ちません。
そうではなくて、何か商品やサービスを販売する方法の1つとして、セミナーを活用しようと考えている人向けです。
では、さっそく、内容に入っていきましょう。
5ステップでコンテンツを並べていくだけなので、順番に話していけば、セミナーコンテンツの出来上がりです。
導入
まず、最初の挨拶とかそういったところですが、このセミナーで何を得られるかというゴールを入れてください。
リスナーも先が見えない状態では、このセミナーは役に立つのか・時間の無駄では無いかと考えてしまい、真剣に聞いてくれなくなります。
せっかくのセミナーですから、きちんと聞いてほしいですし、その結果、ビジネスに結びついて欲しいですよね。
そのためには、このセミナーを最後まで聞くと何を得られるのかということをはっきりと伝えて、最後まで聞く姿勢を作ってもらいましょう。
自己体験
次に、このセミナーを開催するきっかけとなったあなたの体験を話します。
例えば
私はZZZという問題が起きて、YYYのように困っていたのですが、XXXという方法を行うことで解決することができました。
解決したところ、WWWというメリットもあり大変助かりました。
この方法は誰にでもできる方法なので、ぜひ同じように困っている方は試してもらいたいと思っています。
のように、自分の体験を交えて伝えることで、リスナーも自分の問題点と同一視して集中してくれるようになります。
セールス
通常は最後に商品の紹介をしますが、途中で「商品を紹介するよ」ということを入れておくことで、スムーズに商品やサービスの案内を行うことができます。
がっつりする必要は無いですが、このセミナーでは商品の紹介をしますということを認識してもらう必要があります。
そうしないで最後に商品紹介を入れると、もうセミナーは終わりだなとリスナーが意識してしまって、何も聞いてくれなくなるからです。
ですが、途中に挟むことで、まだ集中力のあるところで商品を検討してもらうことができます。
本題
実際に、セミナーのテーマについて話をします。
企画したセミナーのコンテンツをリスナーに提供してください。
この時、無理に詳しくしたりとか、あれもこれもと満載にする必要はありません。
いろいろ伝えないと・リッチなコンテンツにしないとリスナーが興味を持ってくれないと言われることもありますが、実際には、そこまで120%リッチなコンテンツではなくても、70%くらいのものでも問題ありません。
クロージング
最後のクロージングです。
商品やサービスの購入を後押しするような内容を伝えます。
と。
以上のような流れでセミナーを開催すればOKです。
今は、新型コロナの影響で、なかなかビジネスが進まない税理士や行政書士もいるでしょうけど、時間に余裕のある今だからこそ、次への布石や準備をしておくべきでは無いでしょうか。
顧客獲得のためのセミナー開催も検討してみてはどうですか?