税理士がセミナー・勉強会をする具体的な方法

前回、税理士事務所の生き残り策について、話しました。

忘れちゃったという方は、もう一度読んでみてください。

 

その時に、先生としてのブランディングのために、セミナーや勉強会をしましょうということを伝えました。

でも、いきなりそんなことを言われても、どうしたらいいか分からないという税理士さんもいるでしょう。

そこで、どうやってセミナー・勉強会を行うか、その具体的な方法をお教えします。

 

セミナー?勉強会?

まず、最初のうちは、セミナーというよりも勉強会と言ったほうがいいです。

セミナーと聞くと、参加するほうも身構えてしまいますが、勉強会であれば、敷居が低く感じます。
特に、話をする税理士さんも、みんながみんな話し上手というわけではありませんから、いきなりセミナーとしてしまうと、できるものもできなくなってしまいます。

ですから、最初は、勉強会と銘打って参加者を募りましょう。

 

参加者の集め方

参加者は、まず顧問先の社長さんに声をかけましょう。
そのためには、ある程度予定が組めるように前もって声をかける必要があります。
1か月あるいは2か月先に開催するようなイメージでいいでしょう。

参加者は少なくて構いません。
何十人も集める必要は無くて、3~5人程度でもOKです。

人数ではなく、開催することが重要です。

 

場所

場所は、借りれればいいですが、あなたの事務所の会議室でも構いません。

自社の会議室が用意できない場合は、他を借りる必要がありますが、5人程度であれば、それほど大きい必要はありません。

ただ、1つだけ注意してください。

それは、実際に下見をすること

貸会議室はネットでも探せますが、ホームページで出ている写真は当てになりません。

実際に行ってみると、思ったよりもしょぼかったり、通路が薄暗いとか汚れが目立つなど、残念な貸会議室もあります。
特に、安い会議室などはそうです。

そうした安い会議室を使うと、部屋の広さはいいけど、薄汚いケースもあり、せっかく来てくれた参加者が幻滅してしまうことになります。

それでは、せっかく先生のブランドイメージを高めようとしていたのに逆効果です。

交通の便だけではなく、清潔感のあるちゃんとした場所というイメージを持たれるような場所を選びましょう。

 

テーマ

勉強会のテーマですが、これは何でもいいでしょう。

あなたの得意分野でもいいですし、話題の経済情報をヒントにしてもいいでしょう。
また、参加者が年配の方が多ければ、相続なども良いテーマとなります。

節税の方法や備品の購入の仕方、助成金など、社長がちょっと気になることをテーマにすると参加者も増えます。

顧問先の社長に声をかける前に、ワープロで構わないので、簡単なチラシを作っておくといいです。
そのチラシを渡して、参加者を集めましょう。

 

費用

ここでいう費用とは、参加者が支払う参加費の事です。

参加費は、出来れば貰いたいところです。
金額は、1000円でも3000円でもいいのですが、実際にお金を払うのと無料で行うのでは、参加する人たちのモチベーションが違います。
無料の場合は、気楽にキャンセルされてしまいますが、多少なりともお金を払っているとなると違ってきます。

いやいや。お金なんて取れないよ

と、あなたは言うかもしれませんが、費用が発生するからこそ、参加者もあなたも真剣になるのです。

でも、どうしてもお金は取りたくないというのであれば、当日会場でキャッシュバックするという方法もあります。

 

勉強会当日

あとは、当日を迎えたら、事務所のスタッフに案内をさせて定刻になり次第、始めるだけ。

勉強会ですから、司会なども要りません。
気楽に、いつもの訪問の時のように、話をしましょう。

 

 

こうした勉強会を、毎月開催するようになると、あなたのブランドイメージも上がっていきます。
場合によっては、もう少し大掛かりにセミナーを開催してもいいようになるかもしれません。

このような手順で、勉強会をすることができます。
実際に、あなたやあなたの税理士事務所のスタッフたちでやることもできますが、チラシの作成などは、参加してもらうために、気を使う部分もあります。

そのため、あなたが一人で行うよりも、私たちのサポートを受けたほうが効率良くできるでしょう。
もし、効率よく確実に勉強会を成功させたいのであれば、一度ご相談ください。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です