税理士がコンサルティング業務をする方法

あなたは、税理士に相談をしますか?

あなたが税理士なら、顧問先から相談を受けていますか?

 

まぁ、実際のところ。
私も税理士に相談したことがありますが、期待した答えが返ってこないし、そもそも、毎月の訪問で来てくれるのが税理士ではなく、まだ税理士資格を取っていない税理士事務所のスタッフで的確な答えができないことのほうが多いです。

そんな状態ですから、一応、相談というか質問をしてみるんですけど、なんか微妙な返事しか返ってこないんですよね。
これって、契約している税理士事務所の問題ですかね。

 

英国オックスフォード大学でAI(人工知能)の研究を行っているマイケル・A・オズボーン准教授によると、10年後にはAIに取って代わられる職種として、税務や経理に関連する業務が挙げられています。

つまり、税理士のような職業は、人工知能や機械に取って代わられる可能性があると言うのです。

しかし、単に数字を見ていただけでは分からない粉飾決算を見抜くことはできないから、心配することは無いという意見もあります。

どちらが正しいのか、まだ判断がつきませんが、単純な業務、例えば、記帳代行や決算書の作成のような高いスキルを要求されないような業務については、機械化が進むでしょう。

そして、それはそれほど遠い未来ではなく、あなたが生きている間に来る未来の可能性があります。

そうしたときに、税理士として、税理士事務所として生き残っていくには、どうしたらいいか?

前回の記事でも、伝えたように、ブランド力を高める必要があるのと合わせて、より付加価値の高い業務を行う必要があります。

付加価値の高い業務というのは何かというと、専門的な業務だったり、その税理士でなくてはならないと顧問先に思われるような業務です。

専門性を磨くと言っても、すでにある顧問先に全く関係のない専門性を磨いても、既存の顧問先は喜んでもらえませんし、場合によっては離れていってしまうかもしれません。

そこで、提案するのが、コンサルティング業務です。

コンサルティングというと難しく聞こえますが、要は、顧問先の悩みを聞いてあげて相談してもらい、その解決策をアドバイスするというもの。

既にあなたには多くの顧問先やこれまでの実績・経験があります。

そうした多くの経験があれば、顧問先で起きている問題というのは、過去に他の顧問先で起きた問題と似ているということがあるでしょう。

もし、同じような問題を経験していれば、その時の解決策が参考になるはずです。

とは言っても。

毎回、似たような問題が起こるとは限らないですよね。
そうした場合は、どうしたらいいでしょうか?

実は。

何も、あなたが解決する必要は無いんです。
もし、あなたの手に負えないのであれば、別な専門家に投げればいいんです。

例えば、あなたが顧問先からIT関係の相談を受けたとしましょう。
でも、あなたはITには詳しくない。
じゃあ、どうするか?

ITに詳しい人に聞けばいいのです。

同じように、集客に困っているのであれば、集客に詳しい人に聞けばいいだけです。

このようにすれば、税理士でもコンサルティング業務ができます。

顧問先から見れば、「あの先生に相談すれば、何でも解決してくれる」となるわけです。
そうすれば、その顧問先は、あなたから離れることは無くなりますよね。

いかがですか?
え?そんなにあちこちに知り合いはいない?

それはそうでしょう。
最初から何でも対応しようと思うと、大変ですが、出来る範囲始めることは、それほど苦ではないでしょう。

多くの場合、社長の相談とは、集客・売り上げアップや採用人事、節税など分野が限られています。
そうした「よくある分野」から手を付けていけば、無理なく始めていけるのではないですか?

私たちは、ITと集客や売り上げアップの分野で、税理士さんがコンサルティング業務を始めるのに力になれると考えています。
もし、興味があるようなら、一度ご相談ください。

 

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