税理士とか行政書士だけではなく、小さな会社の社長も、毎日頭を悩ませているのが、売り上げをとうやって上げるかとか新規の顧客をどうやって獲得するかということですが、それは何故だと思いますか?
やることがいっぱいあって時間が足りないっていう社長や税理士・行政書士の方はたくさんいますが、本当に時間が足りないのでしょうか。
いや。きっと本当に足りないんだと思いますよ。
でも、それって、本当に「あなたがやらなければならないこと」で時間が足りないのでしょうか。
そりゃそうだよ。スタッフには出来ないことをしているんだから。
そんな声が聞こえてきそうです。
でも、ここで、スタッフに任せましょうなどと言う気はありません。
できないことを任せても不安で仕方ないでしょうし、きっと手を出してしまいます。
じゃあ、どうしてスタッフに任せるのが不安なのでしょうか。
あなたがやっていることって、たくさんありますよね。
顧問先・顧客への訪問や新商品・サービスの開発、スタッフへの指示・教育、資金繰りや銀行との折衝など、もう会社や税理士事務所に必要なこと全部やっているんじゃないかと思うぐらい。
でも、その中で何が重要で、先にやるべきなのかの優先順位ってついていますか?
やることがいっぱいあって、スタッフにも任せられないっていう社長に多いのが、こう言っては失礼かもしれませんが、「物事の優先順位を判断できない」っていう人。
つまり、今の自分に何が必要なのか分かっていない。
いやいや。ちゃんと優先順位は分かっているよ。でも、全部重要で早くやらなければならないんだ。
と本気で思っているのなら、それは重症です。
みんな大事病にかかっています。
そもそも、スタッフに任せることができないのは、その仕事が全体の会社の業務の中でどういう位置づけをされていて、どういうプロセスで実行されているのかをスタッフが理解していないからです。
スタッフがプロセスを理解していれば、「この部分は自分たちができる」「でも、ここは社長にやってもらわないと」と判断できるようになります。
そうした判断ができるようになるには、今、社長の頭の中にあるプロセスを、外に出さなければなりません。
この社長の頭の中にあるプロセスを外に出すことが、仕組みを作るということなのです。
結構、コンサルタントやネットで、「仕組み作りが大事です」「仕組みを作りましょう」と言われると思いますが、その仕組みって何よ?と思われるでしょう。
仕事を進めていくうえで
- 何をするのか
- いつするのか
- どうやってするのか
ということをまとめて、それを実行出来る人誰もが出来るようにすることを仕組み作りと言います。
もちろん、出来ない人にやらせることではありません。
能力的にできることをその人にやらせるのです。
こうした仕組み作りを行うと、あなたが忙しくて仕方がないという状態を脱出することができ、本当にあなたが行わなければならないことに注力することができるようになります。
こうなると、業績も上向いてきます。
なぜなら、あなたが注力すべき、会社や事務所の問題点に向き合えるようになるからです。
問題点に向き合い、解決する方策を取ることができるようになれば、顧客も売り上げもアップしていくことでしょう。
まずは、あなたのビジネスの仕組み作りをすること。
ここから始めてみてください。