税理士と行政書士。ITが必要なのは?

前回以前で、税理士事務所と行政書士事務所のIT度を調べてみました。

読んでいただいた方もいらっしゃると思います。
まだの人は、上のリンクから読んでみてください。

で。

意外とIT化されていないと思いませんでしたか?

もちろん、事務所内ではパソコンなどのIT機器を使っているでしょうし、個人的な連絡などにはスマホでLINEを使うなど、ITに接していると思います。

しかし、税理士あるいは行政書士のビジネスとして、集客や問い合わせなどに使っているかというと、そうではないようです。

ホームページの制作業者などは、こうして調べてみると、どの辺りが狙えるかというヒントになるかもしれませんが、調べたデータのように、使われている率が25%以下というのは、現代社会の中でビジネスを行うという視点で見ると、ちょっと少なすぎるように感じます。

実際、税理士・行政書士共に、そこまでIT化は必要ないということなのでしょうか?

先に述べたように、オフィスにはPCもありIT化されているでしょうけど、そうした内向きのIT化ではなく、集客や問い合わせあるいは情報発信といった外向きのIT化がされていないのは、どうしてでしょうか?

例えば、税理士の場合。

税務をサポートしてくれるというのはイメージできますよね。

なので、どういう場合に税理士に依頼すればいいのかということは、普通に思いつくことでしょう。

しかし、行政書士の場合。

私なんかもそうだったのですが、具体的に何してくれるのか分からないという人も多いのではないでしょうか。

まぁ、行政書士の場合、役所関係の書類を作ってくれるというイメージで正解なのですが、この役所に出す書類というのは多岐に渡っているため、あらゆる分野に関わってきてしまうので、広すぎてイメージしづらいというのがあると感じています。

当然、あらゆる役所の書類が作れると言っても、得意不得意やどういった業種のサポートを多く手掛けてきたのかなどにより、その行政書士が専門としている分野があるのですが、そうしたことは「行政書士」という肩書だけでは分かりません。

どういう分野に強いのか。

自らがアピールしないとダメなわけです。

つまり、行政書士の場合、情報発信が重要になってきます。

情報発信をして、自分の得意分野をアピールすることで、集客や仕事の獲得につながる可能性が高くなります。

そこで、記事を思い出してほしいのですが、行政書士調査の場合は、最高で大阪府の24%。
それに対して、税理士の場合は、奈良県の17%。

行政書士事務所のIT化の方が、少し高いんですね。

これは、行政書士の人たちも、自分の業務をアピールしないといけないと考えている人が多いということではないかと考えます。

ですが、それでも1/4くらいなんですよ。

つまり、どういうことかと言うと、外に向けてIT化されていない行政書士事務所が多いので、IT化した行政書士事務所の方が顧客を獲得できる可能性が高くなるということ。

IT化調査に当たり、いくつかの行政書士事務所のホームページを見てみましたが、どこも自分のところは何ができます・何に強いですと言ったことをしっかり書いています。
(もちろん、例外はありますが)

そうした事務所が、顧客を獲得できているかは分かりませんが、それでも探したら見つかる事務所であるということは言えるでしょう。

現在のように、PCやスマホで検索して、サービスを探す人が多い状態では、ホームページを持っていない行政書士事務所では、見つけてもらうこともできないかもしれません。

ホームページがあればいいわけではありませんが、無くてはならないのは理解できるかと思います。

ホームページ+αがあって、行政書士が顧客・顧問先を獲得できるようになります。

ビジネスの拡大や顧客獲得のためにも、そうした+αをぜひとも用意してほしいと考えます。

 

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