近年は、起業や副業がブームになっているというか、だいぶ世間に認知されてきました。
政府もサラリーマンの副業を認めようという方向になってきています。
そうした中で、起業というと、まだどうしてもリスキーなものと捉えられています。
ある日
起業って言葉は一般的になったけど、まだまだ起業する人は少ないのかな?
地域によって差はあるのかな?
とぼんやり考えていたのですが。
ふと、地方で起業することって大変なのかなと頭に浮かびました。
起業というと、ベンチャー的なものをイメージする人もいますが、新たに何か事業を起こすことであって、それが斬新でなければいけないとか、オリジナリティが溢れていて、大きな投資をしなければいけないとか、そんなことは関係ないわけです。
そうやって考えると、ラーメン屋を開くことだって、起業ですよね。
起業するのには、都会のほうがいいというイメージがありますが、本当にそうでしょうか。
実は、地方のほうが企業に適しているのではないかと思いました。
なぜなら。
例えば、あるエリアに暮らす人たちの職業を考えた時に、都会だと、多くの人たちはサラリーマンであって、会社勤めの人たちが多いわけです。
もちろん、商店や飲食店も数多くあるから、それだけではないでしょうけど、圧倒的にサラリーマンが多いわけですよ。
それに比べて、地方都市、特に観光地などは、会社に勤める人もいますけど、観光産業や農業漁業などに従事する人もいるわけで、人口比でみると、絶対人口は都会よりも少ない分、比率は大きくなるのではないかなと。
昔からある八百屋とかラーメン屋とか、いわゆる自営業の人たちって、起業して商売を始めたわけですよね。
そのころは「起業」という言葉は使わなかったかもしれませんし、昨今の起業ブームのような華やかさは無いかもしれないけど、やっていることは同じなわけです。
つまり、何が言いたいかというと、地方のほうが起業することに抵抗が無いのかなと。
もちろん、そのビジネスが的外れでは仕方ないですが、きちんと考えて始めるものであれば、地方都市って企業に向いているのではないかなと思ったわけです。
で。
そうして、そんなことを考えていたかというと、以前に紹介した税理士事務所の全国調査で、やはり都市部の方がIT化は進んでいるのですが、地方はややIT化率が少ない。
と考えると。
地方ではITを仕事に使うことは認知されていないか、既存の企業がまだそこまでIT化されていないのではないかと考えました。
もし、地方のほうが潜在的に起業に向いているのであれば、火をつけてあげれば一気に広がっていくんじゃないかなと。
町おこし・村おこしと言いますが、そんな大それたことを考えなくても、人々が「やってみたい」と思っていることを後押ししてあげるだけで、起業する人が増え、結果的に町おこし・村おこしになるのではないだろうか?
そんなことを考えていたわけです。
町おこしと、大きな花火を上げるのもいいでしょうけど、たくさんの線香花火もきれいで身の丈合ったビジネスができるような気がします。
あなたは、どう思いますか?