ネットショップに限らず、リアルな店舗でも売り上げをあげることに悩んでいるところは多いです。
そういう悩みを持った人たちは、結構勉強熱心で、セミナーに行ったり、書籍を購入して勉強したりする人も多いです。
で、そうすると、良く教わるのが
他のライバル企業と差別化をしましょう
という話。
セミナーでも書籍でも、何かを売るためには差別化が必要と言われて、差別化について一生懸命考えるます。
ですが、そう簡単に他と差別できるような何かを用意できるとは限りません。
そもそも、そんなに簡単に差別化を付加できるなら、最初からしていますよね。
ですが、必ずしも商品に何かをつけることが差別化だけではありません。
今日は時間について、話したいと思います。
時間による差別化というのは、いくつかやり方はあるのですが、そのうちの1つを簡単に言うと
相手が営業していない時間に営業する
ということです。
例えば、歯医者。
あなたの家や職場の近所にも歯医者はありますよね。
しかも、結構たくさんあると思います。
歯科医は今では過当競争のように多くが開業しています。
しかし、設備投資もかなりかかるので、せっかく開業してもやっていけなくて閉めてしまう歯医者もあります。
大抵、病院の診療時間というと朝は9時から、昼休みがあって、夜は5時・6時くらいまでという感じではないでしょうか。
大きな総合病院は違いますが、街の個人病院などはこんな感じでしょう。
ほとんどの医院がこんな感じですから、何か差別化をしようとしても、特定の専門分野を売りにするのが普通ですが、歯科医のように既に「歯科」という専門分野に特化したものだと難しくなります。
小児専門とか矯正歯科とかありますが、分野の数に限りがあります。
では、他に差別化のポイントは無いでしょうか。
ここで、「時間」による差別化の可能性が出てくるのです。
実際、私の近所では、駅の線路を挟んで両側に
朝早くからやっている歯医者と夜遅くまでやっている歯医者
があります。
朝早くから診療することで、普段仕事で歯医者に行けない人に出勤前に来てもらう。
また、同様に夜遅くまでやることで、仕事帰りに来てもらう。
時間を使うと、こうした差別化が出来るようになるのです。
同じようなことをユニクロが1号店を開くときに行いました。
ユニクロと言えばカジュアル衣料のお店です。
つまり、カジュアルな格好をする学生などがターゲットになります。
でも、学生だと日曜などの休みの日しか買い物に来れないですよね。
そこで、ユニクロは、朝6時から営業を開始して、日中は学校で洋服を買いに来れない人たちに販売をしました。
なんと、この方法があたって、長蛇の列ができ、口コミで広まってニュースにもなったそうです。
私たちの多くは、いろいろな常識を持っていて、時間に対しても常識を持っています。
例えば、デパートは10時からとか、そういった営業時間についても一般的なイメージと言うものがあります。
そうしたイメージと違うことをする。
しかも、利用者にプラスになるような。
そうすると、時間を差別化の方法として使えるようになります。
他所との差別化で悩んでいるあなた。
あなたのビジネスは、こうした差別化の方法は取れないか考えてみてください。
差別化の方法は他にもあります。
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