税理士や社労士のような士業の方も、最近はホームページでの集客に力を入れている人もいます。
そうしたホームページ集客に大事なのが
あなたの税理士事務所のホームページを見つけるために、お客さんたちはどうやって検索しているか
を考えることです。
多くの場合、地域名で検索することが考えられます。
例えば、千葉県市川市の企業であれば
「税理士 市川市」あるいは「市川市 税理士事務所」
などと検索するでしょう。
今現在(2019/05/26)、「税理士 市川市」で検索すると上位4つは広告が表示され、その下、つまり実質1位には、ある税理士事務所が表示され、その下には千葉県税理士会市川支部が表示されています。
この税理士事務所さん、ホームページはレスポンシブデザインになっていて、スマホへの対応もきちんと行われているようですし、トップ画像のキャッチコピーも何が得意なのかはっきりと書かれていて、好感が持てます。
そこで、このページについて見てみると、トップページのキーワードには
市川市,税理士,本八幡,新規設立,開業,起業,融資,相談
と設定されていました。
税理士であることと合わせて、地域(市川市)と得意なこと(新規設立、開業など)が入っていて、ちゃんと考えられているんだなということがよく分かります。
さて。
検索結果の2ページ目には、どんな税理士事務所があるのかなと思ってみてみたところ、ある税理士事務所が出ていました。
その税理士事務所もレスポンシブデザインになっていましたが、検索キーワードの設定が
市川市,南八幡,本八幡,開業,申告,決算,相続
と、ちょっと幅広くなっています。
また、トップ画像のキャッチコピーも「地域の企業を全力サポート」的なことが書かれていて、ピンときません。
さらに、2つのホームページを比較してみると
上位表示のホームページには、代表のあいさつだけでなく、特徴や申し込みについても書かれていて、訪問者が知りたいことが最初のページでおおよそ分かるようになっています。
それに比べて後者のホームページでは、事務所のあいさつとして差しさわりのないことが書かれていて、事務所概要しかなく、詳しいことは各ページを見ないと分からないようになっていて、トップページの情報量が違います。
Googleの検索順位のつけ方は、公開されていませんが、利用者に役立つホームページが上位に来るようにしているそうです。
それを考えると、最初のページで多くの情報が手に入る上位のページと、それよりは劣る検索2ページ目以降のページでは、内容が大きく響いてくることが考えられます。
また、税理士や税理士事務所は、TKC全国会という税理士の民間団体があるのですが、そこに加入されている方も多く、そこでホームページ(何とか.tkcnf.com)を作れるらしいのですよ。
たぶん、デザインが何種類かあって、好きなものを選ぶのだと思いますが、そのためか、没個性的になってしまうのと、作れる項目が決まっているようなので、どうしても情報量に差が出てしまいます。
こうしたことから考えると、税理士が地域で検索上位に出そうとするならば、例えば、市川市の税理士事務所が検索で上位表示するための条件として、いくつか必要な項目が上がってきます。
独自ドメインを使う
地域上位を狙うのであれば、何とか.tkcnf.comのようなサブドメイン(先頭だけが税理士によって違うけど、後半はみんな一緒のもの)を使うのではなく、あなたの税理士事務所だけのドメインを使うほうがいいです。
ただ、これは絶対そうだと言うことはなく、サブドメインでも上位に来るケースもあります。
内容を充実させる
内容、つまりコンテンツを充実させましょう。
特に、トップページは、最初に目に入るページですから、そこの情報量を増やします。
ただし、1ページに全部詰め込む必要はありませんから、料金や事例など項目別にページを作りますが、最初のページに訪問者が知りたいことをしっかり入れましょう。
適切なキーワードを設定する
Googleの検索に引っかかるためには、適切なキーワードを設定しなければなりません。
今回の例で言うと、市川市にある企業や起業しようとしている人が、税理士を探す場合に行うであろう行動を予測して、「税理士 市川市」というキーワードで検索すると考えました。
そして、このキーワードで上位表示を狙うのが目的ですから、当然、ホームページのキーワードも「税理士」「市川市」という2つの単語が入らないと意味がありません。
また、地域だけではなく、業務についても入れることで、さらなるキーワードでも上位表示を狙うことができます。
もし、市川市の税理士事務所が、キーワードに「市川市」を入れなかったとしたら、今回のキーワードではちょっと不利になったかもしれないですね。
とは言っても、キーワード設定は絶対ではありませんので、そこは頭の片隅に置いておく必要があります。
じゃあ、デザインは？
デザインはどうなのでしょうか。
上位のホームページにはレスポンシブデザインになっているものもありましたが、そうではないものもありました。
これは、スマホで検索されることを考慮しているか、パソコンだけを考えているかという方針の違いもありますので、一概にどちらがいいとは言えませんが、今回の検索では、WindowsパソコンでEdgeを使って「税理士 市川市」と検索しました。
そのためか、レスポンシブデザインではないホームページも上位に上がってきていました。
これがスマホで検索した場合は、また違った結果になっていたことでしょう。
もし、興味のある方は、試してみてはどうでしょうか。
以上のことを考慮して、ホームページを制作すれば、地域での検索で上位に表示されるようになる可能性は高くなります。
あなたが、自分の税理士事務所のホームページを地域の検索で上位に出したいのであれば、これらのことを踏まえて、チェックしてみてください。