売れる差別化のヒントの見つけ方

売れるためには、差別化が大事です。

とは、よく言われることですが、じゃあ、具体的にどうやって考えればいいのかって悩むことがありますよね。

多くの場合、その商品の機能を増やそうとしてしまうことが多いのですが、必ずしも「機能が多い=差別化」ということにはなりません。

では、どんなことで差別化を行えばいいかというと

何か、ある人にとってのマイナスをプラスに変えるようなこと

を差別化のポイントとして考えるといいです。

例えば、レンタルビデオ店で返却って、面倒ですよね。
借りるときは、何を見ようかなと楽しみながら探すので、さほど苦とは思わないのですが、見終わって返すときなどはちょっと面倒です。

借りたものは返さなければならないのは分かっているけど、ついつい後回しにしがちです。

こういう時に、差別化するとしたら、どんな方法があるかと言うと
例えば、返却は郵送で行えるようにするというのがあります。
実際、大手レンタルショップでもこうした方法で返却できます。

ですが、郵送って、そんなに簡単でしょうか?

お客さんが返却するのは面倒に思っているなと気づいたとしても、そこで「じゃあ、郵送で返却できるようにしよう」と思いついたとしましょう。

でも、そこでもう少し考えてみて欲しいのです。
果たして、郵送はお客さんにとって良い方法なのか?と。

郵送となると、送料もかかりますよね。
お金がかかるとなると、お客さんも別な意味で負担になります。
店舗が持つとしても、そのコストをどこかで回収できなければ利益を圧迫することになります。

さらに、郵送するとなるとパッキングも必要です。
某レンタルショップでは、パッキング用のバッグを100円で渡すそうですが、店舗側が用意しない場合にはお客さんが用意しなければなりません。

そうすると、ポストに入るようにパッキングして、ポストまで行き、決められた日までに投函しなければならないとなると、差別化になっていると言えるでしょうか。

郵送などと言わず、もっと単純にすることはできないでしょうか。

多くの場合、レンタルショップの利用者は、近隣の人たちで、通勤や買い物の途中で寄ったりするわけですよね。
ということは、店に行くのは支障なくできるわけです。

でも、返却を面倒に思うのは、店の開いている時間に行って、カウンターに出して・・・という応対をするのが面倒なんですよね。

であれば、返却ボックスに入れてもらうようにしようということも考えられます。
これであれば、郵送と同じようなことができて、お客さんも店舗側もお金がかかりません。

まぁ、問題となるのは、「返却期限を過ぎたものを返却ボックスに入れられたら、どうするのか?」ということですが、これは郵送の場合でも同じですよね。

このように、アイデアを思い付いたら、そこで顧客がそのサービスによってどんな恩恵を受けられるか、店側のメリット・デメリットは何かということを、検討しなけれななりません。

そして、検討してみて、何か不都合な点があるなら、それを解消する方法はあるのか、あるとすれば、解消する方法と組み合わせたアイデアにすることができないかと考えていきます。

こうしてできたアイデアを差別化のポイントするのです。

差別化の考え方は、他にもいろいろな方法があります。
あなたのビジネスでどんな差別化が出来るか、一緒に考えてみませんか?

⇒ あなたがビジネスの差別化を考えるときにもご相談ください。

 

 

 

 

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